やさぐれ小僧の徒然記

カナダ、トロント在住者の日々のよしなしごと。

Theatre of the Ears

2007/03/23

友人の友人が舞台音響に関わったとのことなので、観に行った。実は本公開前のリハーサルのようなものなので、一般公開はされていないのだが、招待客は本番そのままの劇を無料で見られるという。

ところが、この劇、ウェーリッシュ訛りの早口で進み、何を言っているのか不明なまま数十分過ぎ、英語が何とか聞き取れるようになってきても、登場人物と話が全然わからない。てっきり、様々なキャラや話のコラージュなのかと思い込んでいたら、小さな村で起こる出来事を綴っていたらしい。しかし、自分だけでなく、友人も「話がさっぱりわからん!」と唸っていたので、筆者の英語聞き取り能力だけでなく、劇の構成の仕方と演じ方にも問題があるようだ。

劇後、関係者を交えて観客(と言っても招待客なので、製作者側の知人か業界関係者)が話をしていたのだが、やはり多くの人が「話がわからない」などと同じようなことを言っていた。で、音響の方はと言うとライブでそのまま音響担当者達が音をつくり出すと言うシステムでこれは面白かった。しかも料理の音を出す為に実際フライパンを熱してジュ〜ジュ〜しているので音ばかりでなく、匂いもライブだった(シアターに入った時に食べ物の匂いがしていたので不思議だったのだが、この音響の為に既に用意がされていたらしい)。なので音響効果担当者がライブパフォーマスをしている分、余計に劇に集中し辛くなり、話を追えないという欠点もあるようだ。しかし音響パフォーマンスは秀逸だった。

自分はシアター向けの人間ではない(皆が笑っている時に笑えなかったり、観客のオーバーリアクションとも言える反応の仕方に結構いたたまれない気分になってしまうのだ)のだが、たまにこういう経験も面白いのではないかと。ちなみに友人は途中で寝ていた。オイ。

その後、ビールバーで飲むことになり(これはどこの国でも共通しているのは何故だ)、この友人の友人がこれまた自分の友人の友人を知っている事が判明。世の中、狭いなあ。友人の数が少ない割には、友人は顔が広い人間が多いので、何だかんだでいろんな機会に恵まれている気がする。有り難い事だ。
  1. 2007/03/26(月) 12:13:38|
  2. Event

反戦マーチ

2007/03/17

反戦マーチに行って来た。去年も行ったのだが、今年は行進のコースや趣がちょっと変わって、よりイベント性が強くなっていた。去年は防弾チョッキに身を包んだ警官も多く配備されていたのだが、今年は数も装備も少なく、重々しい雰囲気は殆どない。トロントの反戦行進はものすごく穏やかなのもで、警察官が交通整理をして行進の安全をはかってくれる。

気温はマイナス5度。雪がちらつくものの晴天なので行進日和。去年も驚いたのだが、イスラム教徒系の学生代表で15才(去年は14才)の学生のスピーチ。他の政治家や代表者が霞む程に、弁説がうまい。声も通るし、スピーチの構成もうまい。自分が15才のときは漫画しか読んでいなかったが(←今もだろ)。何と言うかいろいろな物事の関心の高さが行動に結びついているところがすごい。日本人の学生も、反戦とかすごく考えているのだと思うのだが、スピーチをしたり、反戦運動に参加したりという活動の場として何かできる『経験の場』がすごく少ないと思う。そういう意味でカナダは窓口が広いというか、何かしたい時、伝えたい時に何かしらの方法がみつけやすい国のように思う。

さて、行進はUniversity Ave., Gerrerd St., Yonge ST., Queen St.,を通って Nathern Philip Square centre* へと集結。戦争には反対なのだが、カナダ軍のアフガン駐留とかに関してはニュートラルなので、プラカードもNo nukesのサインのものを持った。
正直、こういう行進で物事が変わるかどうかは疑問だが、何もしないよりやった方がいいし、いろんな人と会う事でもっといいアイデアが生まれるかもしれない。
まあ、理想主義者ではないが、悲観主義者でもない訳で。

行進のあとは Nathern Philip Square centreで音楽やらスピーチやら。核兵器も焦点があてられていて、もしトロントに核が落ちた場合の死者数試算などがスピーチされた(個人的にはこの試算によるダメージは少なすぎると思ったのだが)り、さくらさくらの替え歌での反核ソングなども披露された。カナダ人が反核を唱えているので、被爆国である日本からきた自分がもっと何かやらねばいけない気もした。

ところで、この反戦イベント、トロントで活躍するミュージシャンんも参加していて、当然、ライブミュージックもあった。音楽がイケてて、パンク系の若者が反戦プラカードを持ったまま踊っていて、結構笑えた。最後は反戦何だかイベント何だかよくわからないことになっていたが。

*Nathern Philip Square centre
トロント市の市庁舎前にあるだだっ広い広場。冬はスケートリンク、夏はイベント会場として利用される。今、再デザイン案が持ち上がっているが、トロント市民は再デザインにお金をかけるなら、もっと他にやることがあるだろ、と批判的。
  1. 2007/03/23(金) 12:46:16|
  2. Event

monochrom invites you to be buried alive

2007/02/07

"monochrom invites you to be buried alive"というアートイベントに行って来た。早い話が人を生きたまま棺桶に入れて埋めてしまう、というものだ。死の疑似体験として捉えてもいいし、特に特定のテーマはないようだが、サンフランシスコやバンクーバー、オーストラリアでも行ったらしい。カメラを設置して中の人が大丈夫かどうか確認していて今のところ事故などはないそうだ(カメラを設置せずに行った時もあるらしいが)。このカメラの写し出す映像は隣に置かれたモニターに写し出される。殆どの場合、初めの30秒でパニックや異常を訴えない場合は15分をそのまま問題なく乗り切れるそうな(埋められる時間は5〜15分。この程度だと息苦しくはならないらしい)。会場についたのが遅かったので『埋められリスト』には登録できず。

ただ、このアート、室内で行われていたせいもあって、臨場感がなく、結構タルかった。しかし、一緒にいった友人が世界の埋葬と宗教に詳しく、キリスト教における思想や、国ごとの埋葬の仕方を説明してくれたので、アートよりその説明の方が数倍面白かった。とは言え、このイベントを主催したアーティストはこのイベントについて丁寧に説明していて、テーマがテーマだけに冒涜と受取る人、イベントの危険性(平書恐怖症や心臓発作など)を指摘されたり、屋外でイベントを行った時は機材を盗まれたりといろいろ苦労があるようだ。友人とこのアーティストが、熱っぽく語りあっていて、その会話を録画した方が面白い作品になるような気もした。今度、機会があったらこっそり録画してみよう。

イベント的には物足りなかったが、イベントに足を運んでプラプラするのは楽しかったのでヨシとする。誘ってくれた友人に感謝。
  1. 2007/02/12(月) 13:34:03|
  2. Event

Go green Toronto

2007/01/25

Gladstone hotelにエコ容器のプロモーションイベントを見に行って来た。「ケータリングやテイクアウトには発砲スチロール系ではなく、とうもろこしやさとうきびから作ったコンポストできる容器を使うのを推奨しましょう」ってイベントだ。『ケータリングやテイクアウトじゃなくてレストランで食べろ!』とか『自分のタッパー容器を持込むようにしろ』、と思うのだが、そこはあくまでビジネス、グリーン、エコとか言いつつもお金絡みの匂いも否めない。

そして環境やエコロジーを考えるイベントなのに、会場となった Gladstone hotelは、暖房をガンガンつけて部屋が暑いと言ってはドアを開けたりなんぞしていた。マジで北米の人はエコイベントやグリーンイベントは大好きなようなのだが(しかもお洒落だと思っている)その無駄使いっぷりには驚かされる。
真冬でも部屋ではTシャツ、暑いから窓をあける。いや、ヒーターの温度下げろよ!

アル・ゴアの映画、An inconvinient truthとかも紹介されてエコ推奨をしているのだが、何だか寒々しくなってしまった。

いや、こういうイベントは決して悪い事ではない。イベント主催者の殆どが20代前半くらい(推測)だったにも関わらず、準備や資金を集めイベントを開きオーガナイズするというのはすごいことだと思う。コメディアンやミュージシャンなどのライブも行って集客率を上げ、メディアからも注目を集めていたので、それなりの媒体にも掲載されると思う。しかし、日本人みたいに「小さい事からコツコツと」という意識は殆どないようで、紙もビンも「リサイクルするから大丈夫!」ってな勢いで駄々に使う。

このイベントの目的は、遠方地から来る友人に会う事だったので別にイベント内容はどうでもいいと言えばどうでもいいのだが、北米のエコに絡めたビジネスのプロモーションのうまさに感心する一方で、本当のエコ意識の低さに呆然。

興味深いのが、カナダ人の友人が「日本人がすぐモノを捨てる」と言っていたこと。この友人は金沢に数カ月滞在した経験がある。東京なら使えるものは判断・修理され区の経営するリサイクルショップに回される事も多いし、ウチの実家では使えるものを捨てる人はまずいない。でもこの「すぐモノを捨てる」は自分がトロントに住んでから思ったことでもある(筆者、使えそうなものをたまに拾ったりしている。トロントでは家具などはゴミとして粉砕処理されるので)。なので、環境への意識は国単位というよりは、住んでいる街によるのかもしれない。

イベントのやり方や注目の集め方とか、結構目から鱗。興味深かったが、エコ系イベント(を装ったビジネスプロモーション)は当分、行きたくないぞ、と。

カナダにいるとエネルギーの無駄遣いに慣れがちなので、気を引き締めて節約せねば。
  1. 2007/01/30(火) 14:44:01|
  2. Event

大晦日と元旦

2006/12/28

今年の大晦日と元旦は人様所有のコテージで過ごす事になりそうだ。わざわざ田舎のコテージまで行って新年パーティーをするという意図がよくわからんのだが、取りあえず、一人で過ごすのも侘びしいので誘いに乗ったら、あとで別の友人から新年ライブの告知が来ていた。どちらかというとトロントでライブの方が、コテージでパーティーより好みなのだが、既にコテージの方に行く旨伝えてしまっているので、ライブは見送る事に。

いつもは日本で元旦を迎えているので、カナダのクリスマスとお正月は移民してから初めてだ。しかし、今になって年末に帰ると有休を約1週間損する事に気付く。わざわざ自分の有休を使わなくても年末の1週間程度は通常休みであることを発見。ちっ。

日本の実家に電話したら、明日はもちつきだそうだ。うちの実家は伝統的に木の臼と杵で餅をつく。一時、機械にも手を出したのだが、やはり一番味がいいとのことで、昔からの方法に戻った。ちなみに昔は竈があったので餅米を焚く時はこれを使っていたのだが、壊れてしまったので今はガス。そして除夜の鐘を突きにいくという、これ以上はないというほどの伝統的なお正月。ああ、たまらん!なんというか大晦日と元日に向けての気ぜわしさとか、日本ならではの空気がいいのだ。クリスマスはともかく、大晦日とお正月はやはり日本がいい。
  1. 2006/12/30(土) 06:14:49|
  2. Event
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