2006/06/25
Gay pride paradeに写真を撮りに行って来た。しかし、このパレード水鉄砲で散水するは、パーティースプレーはまくはでカメラにとって非常に危険なイベントである。年々、大きくなるこのパレード、写真を撮れるポジション確保が一苦労。1時間前で沿道の柵最前列はほぼ埋っていた。しかも、太陽が照りつける中、パレードを待つのは非常に辛い。しかし、幸運にも隣の人が椅子を貸してくれた。有り難すぎる。その人の持っていたカメラが某日本メーカーだったので、カメラ談義。という訳で灼熱の待ち時間もかなり快適に乗り切れた。
不思議な事に Gay pride paradeはいつも晴天。前後にサンダーストームなどが起こってもこのパレードの時間帯はきっちり晴天になる。ゲイパワー?
Gay pride paradeは25程年前のゲイ差別に対するprotestが始まりらしい。もともとは十数人の小さなprotestだったのだが、どんどん大きくなり、今のような世界最大規模のゲイパレードのひとつに発展したらしい。
2004年はオンタリオで同性結婚が認められた事もあり、ものすごい盛り上がりだった。
今年はRCMPの職場結婚ゲイカップルなども参加して、なかなかのパレードとなっていた。ゲイプライドパレードといっても、『プライド』パレードでもあるので、社会的な問題も取り扱っている。なのでパレードもTuition sucks!と掲げた教育費問題から、ナースの不足とその労働環境の向上、はたまたWar resistant(この場合、主にイラクから任務期間を終えずにカナダに移動したアメリカ兵)をカナダでちゃんと受け入れるべき、など。
最近は企業参加も多い。これに異義を唱える人もいるのだが、実際これらのスポンサーが絡んでパレードが大きくなり、トロントの観光客誘致に一役勝っているのも事実。しかし、大きくなり過ぎて本来の意味が失われるという懸念を抱く気持ちもわかるような気がする。ちょっとお祭り色が濃すぎになってきているのもまた事実。
10年くらい前に見た時は、ここまで規模も大きくなかったし、もっとメッセージ色が強かった。見ている側も厚紙のプラカードを渡されパレードの末尾で参加できたりできたのだが、今ではそういう部分はなくなってしまった。大きくなるのも良し悪し。
しかし、パレードを見ている人間の殆どが笑顔だし、大きいパレードにも関わらず目立った問題もなくうまく運営されている良いパレードだと思う。
Green PartyやNDPなど政治家も参加していた。選挙前にはパレードにも参加していたConservative(ブーイングを受けていた)、選挙後の今年は影も形も見えず。トロントで勝てなかった理由がよくわかる。
で、パレードを見ていたらサックスフォンプレイシャーが歩いて来て、見てどびっくり。なんと、そのサックス奏者、Richard Underhill! 滅茶苦茶嬉しそうにサックス吹いていた。昨日、ライブに行き損ねたらまさかこんなところで彼のサックスが聴けるとは(と言ってもパレードの騒音で音なんて殆どわからなかったが)。Kenginton Marketでもプレイをしていたりするようだし、とことんコミュニティ密着型のミュージシャンである(でも出身はBC州)。で、周囲に「He is Richard Underhill, isn't he!?」と確認するも誰もわからず。そんなことしていてシャッターチャンスを逃したオマヌケ者がここに。90%くらいの確率で彼だと思うのだが太陽の下で見ると夜のライブで見るより太って見えたので(オイコラ)その分、10%マイナス。
ところでこのパレードを見ている間、側に長身の男前ゲイカップルがいたのだが、メディアもパレードしている人達も必ずと言っていいくらい、この二人の写真を撮ったり、アイコンタクトをしたり、ハグしたり、ちょっかいだしたり。その獣並みの男前感知レーダーに感服。しかも彼等、走り込んでこのカップルの寄って来る。嗅覚鋭く、機会を逃さない、野生の能力とでもいうか。さらにこの男前カップルも笑みを絶やさないサービス精神旺盛の持ち主(多分、地)で、そりゃ、人も寄って来るわいな、と。多分、男前ゲイカップルは他にもいるんだろうが、このカップルが発する寛容性みたいなものを瞬時にキャッチするというか。何というか、自分達の発するシグナルをキャッチできる人間を探すのに長けているというか。一芸に秀でているならぬ、一GAYに秀でているということで。
パレードは2時間くらいあり、見ているだけでかなり疲れた。パレードしている人は偉い。トロントの夏の風物詩とはいえ、ここまで規模が大きくなると、途中での移動もままならないし、込込みなので写真撮影も困難。しかもメディアパス持った連中やらパレードの関係者やら、思いきり視界を遮ってくれる。カメラを向けているとポーズを取ってくれる人達も多かったのだが、メディアカメラマンが間にはいって邪魔されること数回。だああああっ!撮られる対象者がそれに気付き、ポーズを取り直してくれたのは感動。とはいえ、パレードなのでどんどん前に進んでいく訳で、シャッターチャンスは限られていて撮れずじまいも多し。しかし、まあ、こういう経験もパレードのうち。人の手や、頭やらが入っていても、あとでパレードを見た人間がこの写真をみたら「ああ、そうだった、こんな人達がいた」と思えるくらいには撮れたと思うので、よしとする。正直、ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる状態で駄々に撮っているのも事実。いやあ、2GBメモリって素敵だ。
ちなみにもしこれを見ている人の中で今後、このパレードを見に行く予定の人がいたら(いるのか?)日焼止めとサングラスと帽子は必須。水もボトルで持っていった方がヨシ。でもトイレはまず行けないので、出かける前に用を足してからでかけること。早めに現地に出かけて、ピクニックシートなどで場所を取る手もありだが、知らない間に撤去される可能性もアリ。1時間前に行って一番前の場所がギリギリとれるかも、という感じ。写真を撮るならYonge St.の西側がオススメ。逆光にならないし、パレード途中で影になるので、東側より眩しくない。

