やさぐれ小僧の徒然記

カナダ、トロント在住者の日々のよしなしごと。

Image Festival

2008/04/05

トロントではImage Festival*が開催中。いいイベントなのだが、気づかれない事が多いという報われないイベントでもある。世界各国のアーティストの作品を無料でみられるのだが、広報があまりうまくないのか、今ひとつ盛り上がりにかけるのだ。ライブパフォーマンスも10ドルからとお得な料金。日本からのアーティストも参加していたりする。人選というか作品選がものすごくマニアックなのだが(一体誰が選んでいるのだろう?)、なかなかいいイベントだと思う。

そのImage Festivalの一環で、Artur Zmijewskiのビデオ作品を観てきた。ギャラリーに行ったらドアが閉まっていたのだが、奥の方から人が出てきて開けてくれた。すっかりドアを開けるのを忘れていたらしい。

で、当のビデオ作品(Them)は、面白いと言えば面白いのだが、期待していたものではなかった。好みの問題なのだが、ビデオに出て来る登場人物の行動がむかつくのである。この彼の作品は『discomfort』なことで知られているらしいが、『discomfort』というより、勿体ない。とはいえ、ポーランドの歴史と文化が散りばめられていてそれは面白かった。友人と観に行ったのだが、ビデオ上映中に隣で「あれはポーランドの象徴なんだ」とか説明をいれる友人。アンタ、物知り過ぎや!
別のビデオ作品(Singing Lesson 2)は聴覚障害の生徒が賛美歌(?)をレッスンする様子がおさめられていた。丁度、大江健三郎を読んでいたので自分の頭の中ではリンクするものがあり、不思議な気分だった。さらに喋りがない分、ニュートラルな位置でみれるのもよい。

ちなみにArtur Zmijewskiはポーランド人。
http://www.culture.pl/en/culture/artykuly/os_zmijewski_artur

*Image Festival
http://www.imagesfestival.com/
スクリーニング、ライブパフォーマンス、アーティストトークなど、盛りだくさんなイベント。カナダ政府からもお金が出ている(=税金が使われている=ワシのお金も使われている)ので願わくはもう少しうまく広報をしてもらいたい。内容が割と充実しているので、観る人(というよりは気づく人)が少ないのはかなり勿体ない。
  1. 2008/04/11(金) 12:34:36|
  2. Art