2008/03/23
Persepolisを観た。
すごく面白かった。
監督の自叙伝的漫画をアニメ化にしているのだが、すごくよく出来ている。特に彼女の祖母の言葉には含蓄があるのだが、ちっとも説教臭くないところがいい。更に文化的な背景が普通に描かれていて、ドラマチックに作りすぎておらず、淡々としている見せ方がうまい。アニメ的な見せ方がこれまたうまく、芸術的ですらあるのに、アートっぽく作りすぎず、あくまでアニメ映画としてわかりやすいのがいい。
イラン情勢を厳密に描写しつつ、その一方で恋愛に浸ったりダメ男にひっかかったり、離婚を経験したり、ごく普通の女性にも起こりえるごくありふれた失敗も描写している。家族愛溢れる映画なのだ。
ゴジラやブルース・リーも登場。
一緒に観に行った友人は元ルーマニア難民だったので、自分の過去とオーバーラップしたようでかなり脳みそに響いたらしい。
以前、この映画の監督(漫画家でもある)のインタビューをラジオで聞いた時に、歯に衣きせぬその話しぶりから「大阪のオカン」的キャラクターを想像していたのだ。このインタビューが抱腹絶倒もので、こんな監督が作る作品ならさぞかし面白いだろうとずっと観にいきたいと思っていたのだ。しかし、残念ながら他国(特に米国)では「反イスラム、反イラン政府映画ではないのか?」という趣旨のインタビューが多く、『大阪おばちゃんキャラ』ではなく『思想家』のような扱われ方でちょっと残念だ。
オススメの映画。ちなみに漫画(Graphic Novel)も面白いらしい。
しかし、筆者の疑問は「ゴジラって人喰いしたっけ???」。真偽はさておき、映画中にゴジラが出てきてちょっと嬉しかった。しかし、謎の日本テレビ番組(登場人物が着物を着ている)も出てきて、あれが一体何なのか知りたいぞ、と。

