2007/10/06
IKEAに行ってきた。IKEAに行くのは初めてなのである。友人が「買いたいものがある」ってことではるばる車で買い物(IKEAはダウンタウンからはずれたところにあるので、車かシャトルバスでも使わないといけないのだ)。で、まずその敷地面積のでかさに驚く。「Warehouseかよ!」と突っ込みをいれてたら、友人から「いやIKEAはwarehouseになっていてそこから自分でピックアップするんだ」、と逆つっこみを受ける。で、入り口と出口が遠く離れている。一通り回らないとレジに辿り着けない姑息な店の構造だ。しかも店内広すぎ。ものの数分で買い物をする気も失せる。トイレにいくのも一苦労。広すぎだ。ついでに空気が悪くて頭痛が始まる。接着剤とか塗料とかあんまり身体によくないものの濃度が店内では明らかに濃い気がするのだが、フレッシュな空気ははいってこないので、微妙に酸欠状態。すでにモノを見る気も失せて早く帰りたくなって来た。
一方で友人は予定になかったものまで買い込んでいる。「どっちがいいと思う?」と聞かれたのでこっち、と指を指した。19.99ドルの大きいサイズとと3.99ドルの中くらいのサイズの壁掛け時計。友人的にはデザイン的には19.99ドルの方がいいのだが、3.99ドルという安さにも惹かれているらしい。すごく迷っていたので、「迷うならどっちも買うな!今ある時計を使え!」と助言したが、この友人、19.99ドルの時計と3.99ドルの時計、どちらもカートにいれやがった。しかも99セントの目覚まし時計まで。「同じ時計、既に持ってるじゃん!」と突っ込んだら「99セントだからもう一つ買っておいてもいいじゃん」と。さらにデザインが好きだと更に10ドルの目覚まし時計まで。IKEAの戦略にここまでひっかかる人間を間近でみてしまうと、Forbsの金持ち一番に輝いた事もあるIKEAの社長、アンタ、偉いよ!、と思ったりもする。
しかし、家具とかは結構チャチな作りだったり、価格が高すぎたり。一方で電気スタンドが、激安な値段で売られていたり。買い物客が取りつかれたように買っているのもかなりホラーだ。
で、この友人は結局、300ドル以上買ったのだが、当初の予定で購入を果たしたのはハイチェアーのみ。ワードロープの棚、本棚、ハイチェアーを見にいったはずなのに、結局ハイチェアーは30ドル。その他の300ドルは鏡5枚とか、段ボール20枚とか、鍵付き書類棚とか「おまえは店でも開くのか!」的な大量購入もあり。電気スタンドは在庫がなく、展示品をそのまま購入。鍋やらサラダボ−ルやら。最後は台車に乗って駆けずり回っていた。店鋪が遠いというのは条件が悪いように思うが、逆に買い物熱の引き金になるらしく「何度も来るのは面倒だ」という心理が大量購入を引き起こしている。この『遠すぎないが近すぎない』という店鋪展開は不利なようでいて実は人間の心理を突いているのかもしれない。
ちなみに筆者、購入物、茶わん2コ。計1ドル50セント。実は鏡が欲しかったのだが、もう疲れてみる気も起こらなかった。やはり、狭いところにいろんなものがひしめきあって効率的にみれる日本式にディスプレイにしか身体がついていかない模様。ついでに「日本のダイソーなら100円なのに」という経済感覚も大きく。
いやあ、恐るべし、IKEA。ちなみに友人の買ったハイチェアーはプラスチック製なので、数カ月以内に壊れると思うのだが。30ドル、安いのか高いのか。微妙。でも友人は買い物を終えたことで何か達成感を得たようであった。

