アカデミーを観て来た。いや、LAまで行った訳ではなく、インディペンデント系映画館であるBloor Cinemaは映画スクリーンでアカデミー授賞式を映してくれ、更にちょっとしたクイズなどもありのイベント仕立てにしているのだ(メンバーのみ。メンバー年会費3ドル←3ドルを徴収するってところがまたよい)。ここの映画館はインディペンデント系からハリウッド系まで幅広く上映しており、しかも安い。まさに映画を愛する人間が映画を愛する人間の為に作った映画館。
さておき、アカデミーである。ノミネートされた作品を殆ど観ていないのだが、今年の注目と言えばBrokeback Mountain。アン・リ−と言えばThe Wedding Banquetである。なのでこの映画を知っている人にはかなり懐かしい感じさえしたのではないだろうか。今回の盛り上がりは異常な感じもするが、アジア人監督、ウエスタン、同性愛、家族愛という点で、正直、作品賞を取って欲しかった。しかし結果はご覧の通り。よくわからんよ、アカデミー。アン・リ−監督に監督賞をあげたから作品賞はCrushに、という感じが否めないのだが。
そう言えば、ポール・ニューマンや、デンゼル・ワシントンなども本来取るべき作品で取れずに、後で「は?」ってな役で賞を取っている。たいがいにしてほしいもんである。
ちなみに映画館で見ると他の人のリアクションがわかり面白い。Crushの歌が唄われていた時、後ろでバックダンサーがパフォーマンスをしていたのだが、皆、大爆笑。後で「Crushがゾンビ映画だとは知らなかった」など、イベント司会者が突っ込みをいれるものだからこれまた爆笑。Reese Witherspoonが受賞した時も、いつまでたっても夫(Ryan Phillippe)にThank youを言わない彼女に、会場は笑いの渦に(アンタラ、オニやね)。やっと彼女がThank you for my wonderful husubandと言った時には館内には安堵の声と拍手が。
とまあ、そんなこんなで取り立て贔屓にしていた映画もなく、(A Hisroty of Violenceは面白かったがWilliam Hurtのあの演技で何故、Best Suppoting Actorにノミネートされるのかわからん)、アカデミー授賞式がつまらぬショーであることは確かなのだが、一緒に観ている人間が周囲にいるだけで、笑わせてもらった。Bloor Cinemaがこれを続けてくれて、ここに行ける場所に住んでいる限り、アカデミー授賞式は観るかもしれない。

