やさぐれ小僧の徒然記

カナダ、トロント在住者の日々のよしなしごと。

反戦マーチ

2007/03/17

反戦マーチに行って来た。去年も行ったのだが、今年は行進のコースや趣がちょっと変わって、よりイベント性が強くなっていた。去年は防弾チョッキに身を包んだ警官も多く配備されていたのだが、今年は数も装備も少なく、重々しい雰囲気は殆どない。トロントの反戦行進はものすごく穏やかなのもで、警察官が交通整理をして行進の安全をはかってくれる。

気温はマイナス5度。雪がちらつくものの晴天なので行進日和。去年も驚いたのだが、イスラム教徒系の学生代表で15才(去年は14才)の学生のスピーチ。他の政治家や代表者が霞む程に、弁説がうまい。声も通るし、スピーチの構成もうまい。自分が15才のときは漫画しか読んでいなかったが(←今もだろ)。何と言うかいろいろな物事の関心の高さが行動に結びついているところがすごい。日本人の学生も、反戦とかすごく考えているのだと思うのだが、スピーチをしたり、反戦運動に参加したりという活動の場として何かできる『経験の場』がすごく少ないと思う。そういう意味でカナダは窓口が広いというか、何かしたい時、伝えたい時に何かしらの方法がみつけやすい国のように思う。

さて、行進はUniversity Ave., Gerrerd St., Yonge ST., Queen St.,を通って Nathern Philip Square centre* へと集結。戦争には反対なのだが、カナダ軍のアフガン駐留とかに関してはニュートラルなので、プラカードもNo nukesのサインのものを持った。
正直、こういう行進で物事が変わるかどうかは疑問だが、何もしないよりやった方がいいし、いろんな人と会う事でもっといいアイデアが生まれるかもしれない。
まあ、理想主義者ではないが、悲観主義者でもない訳で。

行進のあとは Nathern Philip Square centreで音楽やらスピーチやら。核兵器も焦点があてられていて、もしトロントに核が落ちた場合の死者数試算などがスピーチされた(個人的にはこの試算によるダメージは少なすぎると思ったのだが)り、さくらさくらの替え歌での反核ソングなども披露された。カナダ人が反核を唱えているので、被爆国である日本からきた自分がもっと何かやらねばいけない気もした。

ところで、この反戦イベント、トロントで活躍するミュージシャンんも参加していて、当然、ライブミュージックもあった。音楽がイケてて、パンク系の若者が反戦プラカードを持ったまま踊っていて、結構笑えた。最後は反戦何だかイベント何だかよくわからないことになっていたが。

*Nathern Philip Square centre
トロント市の市庁舎前にあるだだっ広い広場。冬はスケートリンク、夏はイベント会場として利用される。今、再デザイン案が持ち上がっているが、トロント市民は再デザインにお金をかけるなら、もっと他にやることがあるだろ、と批判的。
  1. 2007/03/23(金) 12:46:16|
  2. Event