やさぐれ小僧の徒然記

カナダ、トロント在住者の日々のよしなしごと。

Christmas Nazi

2006/12/23

クリスマス準備も大詰め。いやあ、いつもこの時期、日本にいた為、クリスマスのシステムがよくわからない。プレゼントをあげる人とあげない人の境界線やプレゼントの値段とかもさっぱりわからない。
欲しくないものをもらうのも贈るのも嫌なので、自分としては何が欲しいのかズバリ人に聞きたいし、現金に限り無く近いギフトカードの方がよいと思うのだが、金額まるわかりなのと味気ないということで人によっては敬遠されるギフトらしい。もっともまるっきり行かないお店のギフトカードをもらい(しかもかなりの金額)、正直、困った事があるので、最低限、プレゼントを贈る人間の趣味嗜好は把握しておかなければなるまい。

ということで付き合いの長い友人の場合は、趣味にあったものなどかなり喜んでもらえるギフトが選定できた気がするが、子供がいる家庭向けのプレゼントを考えると頭痛がする。

もしプレゼントが欲しいかどうかと聞かれたら答はノーだ。自分で欲しいものを買う方がいい。しかし負担にならない金額で笑えるもの、新しい発見があるものなら欲しいし、あげたい。

しかし、カナダ育ちの人の話を聞くと自分のプレゼントに対する苦悩等はまだかわいいもので、大抵、カナダ育ちの場合、実家に帰ってホームパーティーなので家族のみならず親類縁者のプレゼントまで用意せねばならず、その金額もすごいことになるらしい。そして招待する側となった日には3時間かけてターキーを焼き、クリスマスツリーを飾り、ゲズトのおもてなしである。確かに日本もおせち料理の準備やお年玉もあるが、カナダのクリスマスもかなり壮絶である。

でも街を歩いていても何だか人が親切になっているし(皆、ホリデー気分で浮かれている)、暖房があって食べ物があってこのように年末を過ごせるのは有り難い事だ。

ちなみにトロントでは、Merry ChristmasよりHappy Holidaysを使うのが一般的。これはクリスチャンじゃない人間に対して非礼にならないようにという配慮から。
ただ、オンタリオの裁判所が「クリスマスツリーは違法だから公共機関から撤去すべき」という判決を出して、顰蹙をかっている。ちなみに判決後にフリーペーパーの24hoursで実施されたアンケートでは、公共機関のクリスマスツリーに賛成が98%反対が2%。もはやクリスマスツリーはクリスマスツリーというよりデコレーションツリー。クリスマス部分が殆どないツリーも多い訳で。なので、やはりこの判決はちょっと行き過ぎかと。まあ、そんな部分もカナダ的といえばカナダ的。

「日本では殆どの人が仏教とか無宗教だが、クリスマスは大きなイベントだ」と説明すると、皆、一様に不思議がる。しかし、イベントとしていろいろなものを受け入れてしまう日本も商魂たくましき愛すべき国だとつくづく思う。ひょっとしたらこういう部分は仏教の中庸思想の影響が大きいのかもしれないが。とはいえ、数百年前まで鎖国していた国が今はクリスマスを楽しむってのを考えると世の中は面白い。

タイトルのChristmas Naziとはクリスマス中毒の人。クリスマスに心血を注ぐ人。クリスマスが大好きな人。こういう言葉の使い方は差別的だ、不快だという意見の一方で、ユダヤ人コメディアンがこの言葉を敢えて多用するunder statement的なブラックユーモアのひとつでもある。
  1. 2006/12/24(日) 10:19:41|
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